野の仏

野の仏

野の仏では、人間の願望といったものや慈愛の情といったものが深く込められているものとなっています。
そんな詩が胸に入ってくる感覚というものは、どこか浮世離れを感じさせてくれるものになるのではないでしょうか。

普通に野の仏というとどんなイメージを持つのでしょうか?
あまり人の目にはつかないような所にあったり、お寺のなかでも隅のほうにあったりしていて悪く言えば地味、良く言えば謙遜しているようなもののイメージを持たれるのではないでしょうか。
そんな目立たないような場所に置かれている野の仏ですが、注意を払ってみてみれば自然といったものも視界に多く入ってくるものです。何気なく歩いている道のなかでもふとした瞬間に目についたものや初めて目にしたものがあったりしたことなどないでしょうか。

当たり前にあるものとして見聞きしているものであったとしても、ちょっと視点を変えてみればどんなに貴重なものであるかということがよくわかるかと思われますね。
野の仏というものは、まさしくそれに値しているのではないでしょうか。

野の仏には、数えきれないほどの慈愛の情というものがあります。
人間へのもの、もちろん自然や生活に向けられているものもあります。それを大切に分かっていきたいものですね。

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