棄児行

棄児行

近年DV(家庭内暴力)の件数が増してきているとともに孤独死といったものも年々増加傾向が見られています。子殺しや親殺しといった思わず耳を塞ぎたくなるような悲しいニュースばかりですよね。日本でも貧困率というものが進行してきているために、捨てられて死亡してしまう子どもを一人でも減らそうと赤ちゃんポストというものまで設置されてきているほどなのです。

そんななか、棄児行という詩を読んでみると多くの人たちはどんな感情を抱くことになるのでしょうか。
棄児行では、子捨てに関するエピソードとなっているのです。

この詩文がつくられた当時の時代背景を考えてみると、棄児行というものはそう珍しいことではなかったようなのです。
そもそも棄児行という言葉は捨て子のことをさす意味となっています。

裕福な家やお寺の前に子どもを捨てていくことによって親も子も生きながらえることを可能にしていた時代だったのです。
いくら生きるためを思ったとの行動だったとしても親は子を捨て離していくという行為はとても悲しいものです。
棄児行の詩文のなかでは、その悲しみというものが深く表現されているものとなっているのです。

行動そのものとしては酷く悲しいものとして考えることもできますが、死なずに生き続けていけるための方法と考えると現代社会のほうが酷い時代となってきていますね。

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