幾山河

幾山河

幾山河（いくやまかわ）は若山牧水によって作られた短歌となっています。
作者でもある若山牧水という人物は、中学校時代から短歌や俳句を始めていったとされており１８歳にして牧水と名乗っていたようなのです。
大学を卒業した後には、処女歌集をも出版するほど短歌や俳句を愛していた人物だったようですね。

この幾山河の短歌を詠んだ人たちの多くは、そのほとんどが自分の故郷を思い出したという感想を持つようです。
確かに、故郷を離れて住んでいたり働いていたり勉強をしている人たちであれば遠い故郷のことを思い出してしまうようなイメージを持つ詩となっています。
とても深く身に沁みていくような詩となっているようです。

当然、幾山河は短歌となっていますから、とても短い文でつくられています。
しかし、一つ一つの詩の意味を読み解いていくと、詩吟や和歌といったものに詳しくないという人であったとしても広い情感が伝わってくるのではないでしょうか。

親元や生まれた土地から離れて生活をしているという人は現代社会においてはとても多くなっているものです。
そんな人たちにこそ、この幾山河という短歌を読んで意味を理解し、自分の大切な故郷といったものを大切に想ってもらいたいものですね。