古城

古城

古城といえば山田美楓自作の詩吟となっています。
しかし、近年では、同じタイトルの曲と詩吟の古城とを組み合わせて吟詠歌謡として歌われているということも多いものとなっています。

昔どんなに華やかだった城であったとしても戦で堕ちてしまえば過去のことはすべて夢物語とされてしまう。
とても悲しい想いが詰められている詩となっています。

落城してしまった後の城というものは当時の武士といった人でしか見ることのできないようなものとなっていますが、見る影もないというほどに人影も無く虚しい姿となってしまっていることでしょう。

しかし、そんな落城してしまった光景であったとしても悲しさや虚しさだけではありませんよね。
そこにも大切な記憶といったもの、思い出を持っている人が必ずいるものです。

寧ろ落城したからこそ、今までの大切なものの価値というものがわかるものなのではないでしょうか。
目には見えずとも、城としての価値というものが身に沁みるものとなっているはずです。

詩吟と名曲が織りなしている時代の流れというものが古城によって楽しむことができるようになっているのです。
現代の人も歌謡曲であれば親しみやすいものですし、見かけたら手にとってみてはいかがでしょうか。

コメントは下のボタンを押して別ウィンドウから投稿できます。